竣工年 2021年
構造・規模 鉄骨造(型式認定住宅)地上2階 165㎡
設計士:416アーキテクツ 島 綾子 氏
HPはこちらから → https://416a.net/
【受賞】
令和3年度住まいのインテリアコーディネーションコンテスト インテリア産業協会会長賞
日本空間デザイン賞2021 Shortlist
【コンセプト】
築20年、ハウスメーカーの型式適合認定を受けた鉄骨住宅の改修である。
建築主の要望
「吹抜のある明るいリビングで、できればそこに階段がほしい」
「既存の階段は急勾配で登り降りしにくいので何とかしてほしい」
「スキップフロアの家に憧れる」
「部屋はこんなにたくさんいらない」
この住宅はハウスメーカーが利用している
型式適合認定を受けた上で確認済証を取得している。
それは壁一枚でも外してしまうと「型式適合認定」から外れることになる。
まずは吹抜を設けて階段を新たに設置することを試みるが、
階段の移設は「主要構造部の過半の改修」にあたる。
今回のような鉄骨2階建の場合、確認申請が必要となる。
確認申請を行う場合、構造審査もある。
型式認定の住宅を一から構造計算すると膨大な時間が
かかる上に構造上不可となる可能性もある。
よって、今回は確認申請が不要なようにリノベーションし、
かつ構造設計としても不利とならないような計画とした。
間仕切壁を減らして大空間のリビング、
そこに小さなステージ・階段を設けて空間の回遊性を創出した。
鉄骨筋交や梁は残し、風景として新しい空間に取り入れた。
引渡後は、鉄骨にブランコをぶら下げて子供たちが遊ぶ。
多様な一家団欒が生み出されていく。。
【施工写真】
設計士:416アーキテクツ 島 綾子 氏
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