その場所の歴史によって、残る面影も様々です。

古い町並みと、それを形作る古民家は、近年その魅力が見直され、多くの人々がその風情を楽しみに訪れるようになってきました。

　近年、このような場所が観光の拠点となり、賑わいの絶えない町に変貌を遂げている事例が多くあります。  

古い家を持つ方々にとっては、それぞれに事情を抱えておられ、住み続けること自体に大変さを感じておられるケースが多いのも事実です。

　その価値に目を向けることなく、空き家のまま放置されたり、近代的な建物に建替えられて、貴重な景観が失われてしまう事例も多くあります。しかし、古民家には多くの可能性・価値を秘めた建物ばかりなのです。 

　ネヌケンは、古民家の再生と有効利用を通し、歴史的魅力あふれる賑わいのある町にしたいと考えています。古民家を持つ方へはその魅力と利用価値を伝え、再生利用のお手伝いをします。 

　このような活動が、やがては価値ある町並みとなり、人々が訪れる賑わいのある場所になっていくのではないでしょうか。

　昔の家の味を残したまま、新しいことも積極的に取り入れデザイナーや職人たちと一緒に現代の建築基準やライフスタイルに合うように造り直します。

　長い歴史が刻まれた建物に使われている木材を職人の目で判断して、まだ使えるものはできるだけ活かし古い木材をインテリアに利用したり、昔の塗りものにも使われていた柿渋を和紙に塗り内装に使用することもあります。おばあちゃんから譲り受けた家に住みたいとリフォームされたり、古いものを大切にする若い世代の人も増えてきています。